内臓脂肪レベルとは、
胃や肝臓、腸などの内臓のまわりに付いた脂肪の量を表す指標のことです。
皮下脂肪はエネルギー源として筋肉などで使われるため、
肝臓への悪影響は少ないと考えられています。
一方、内臓脂肪は直接肝臓へ取り込まれるため肝機能に障害をおよぼすことが
多くなります脂肪の種類によって健康リスクの程度が異なるので
最近は分けて表示することが一般的なようです。

内臓脂肪は体の内部につくので、比較的外見には見えにくいのです。
内臓脂肪はお腹に付くものなので服で隠れやすいというのもありますね。
が蓄積しやすいと言われています。
お腹だけぽっこりしている人は男性に多い印象があると思いますが、
これは男性が内臓脂肪を溜め込みやすいという特性があるからです。
女性は外部の衝撃から身を守ったり、女性ホルモンの分泌によるため、
内臓脂肪よりも皮下脂肪をためやすいと言われています。
内臓脂肪は多くの病気の原因となりうるのです。
最初のうちは症状に現れにくい小さなものですが合併症が
次々と引き起こされて、やがて生命の危機に至る病気へと
つながっていくことは決して珍しくありません。
内臓脂肪はエネルギーとして蓄えやすい反面、すぐさま取り出しやすい
という性質があり付きやすい分、落としやすいという意味ですね。
内臓脂肪が内蔵のすぐ近くにあることを考えると分かるかと思います。
それでも一朝一夕で落とせるものでもないので内臓脂肪を落とすには
長期的に生活習慣を改善する必要があります。
体脂肪の量を示す指標として「
がありまいが内臓脂肪を示す指標としては「
」が一般的です。これはオムロンやタニタなどの体組成計で計測できる指標で、
この数値により内臓脂肪の目安がわかります。
体組成計では身体に微弱な電流を流して計測します。
内臓脂肪レベルも予測値なので正確ではありません。
確実に内臓脂肪の量を測定するには、CTで断面像を撮影するのが確実です。
病院でCTを撮ったことのある人ならわかると思いますが、
身体を輪切りにした様な写真が出来上がるので内臓脂肪は一目瞭然です。
もし内臓脂肪の面積が100㎠以上であれば、腹囲に関わらず
内臓脂肪型肥満と診断されます。
オムロンの公式HPやタニタの体組成計取扱説明書などには
以下のように定められています。
腹部の内臓脂肪面積(断面積)が100平方cmを超えると生活習慣病リスクが
高まるとされ内臓脂肪レベル10が100平方cm程度に相当します。
歳を重ねるに連れて内臓脂肪が増えていく傾向にあることには
注意する必要があります。
男女別・年代別の内臓脂肪レベルの平均

タニタ体組成計の場合は

エレコムの葉愛は
レベル | 判定 | 判定のとらえ方 |
---|---|---|
1~10 | 標準 | 内臓脂肪の蓄積程度は多くはありません。 今後も、バランスのとれた食事や適度な運動を心掛けましょう。 |
11~14 | 高い(1) -やや高い- | 内臓脂肪の蓄積程度がやや高めです。 今までの生活習慣を見直し、バランスのとれた食事と適度な運動の習慣化を心掛けましょう。 |
15~18 | 高い(2) -高い- | 内臓脂肪の蓄積程度が高いです。 まずは食べすぎ・飲みすぎに注意し、腹七~八分目の食事を心掛けましょう。 体が軽くなってきたと感じたら運動に取り組むのが良いでしょう。 |
19~30 | 高い(3) -著しく高い- | 内臓脂肪の蓄積程度が著しく高いです。 生活習慣を見直し、食べすぎ・飲みすぎを改めて、腹六~七分目の食事に切り替えましょう。 心配な方は医師にご相談ください。 |
自分の年代の内臓脂肪レベルの平均を意識しておくと、
早めに生活習慣病対策ができます。
早めに生活習慣病対策ができます。
内臓脂肪を減らすには、食事制限をして摂取カロリーを減らし、
運動で消費カロリーを増やす、
脂肪はすぐに落ちるものではないのでダイエットに取り組むというよりも、
長時間のカロリーコントロールの為、生活習慣を変える必要があります。
《スポンサードリンク》
体重、体脂肪率、BMI、筋肉量、内臓脂肪、代謝量、体水分率、アクティブ度、
0 件のコメント:
コメントを投稿