筋肉量測定
筋肉量とは、自身の体についている筋肉組織の重さのことです。
筋肉は、内臓や血管などの平滑筋と、足や腕などの筋肉の骨格筋、
心臓を構築している
心筋の3種類に分けられます体組成計の筋肉量測定の数値は、
それらの筋肉の重さの合計値が表示されます。
一般的な体組成計で測定できる筋肉量は、
心筋と平滑筋と骨格筋などから成る「全ての筋肉組織の重さ」となり、
一般的な足や腕などの筋肉だけでなく内臓や血管なども含んだ
総筋肉量を算出表記しています。
一部の体組成計などでは、この総筋肉量とは別に、
骨格筋量や骨格筋率のことを「筋肉量」や「筋肉率」と表記するものもあり、
この数値と上記の総筋肉量とを比べてしまっている場合には、
大きな差異がある可能性が高いと考えます。
「総筋肉量」と「骨格筋量」を取り違えていない場合でも、
異なるメーカーや同一メーカーであっても他機種と比較した際に、
体組成計の機種によって測定法、指標の算出式、
指標の定義そのものが同一ではないことが多々あります。
体組成数値の絶対値にはバラツキがあることを踏まえたうえで、
測定値の「推移」「変化値」に理解してください。
健康的な減量を行うためには体重に対する脂肪量を表す体脂肪率を落として
筋肉量を上げる必要があります。
健康的なダイエットを行うには体の脂肪量を減らすことが非常に大切で、
体脂肪率を確認することが大切になりますが、
体脂肪率だけに注目しないように注意する必要があります。
筋肉量の平均は性別や年齢によって数字が異なるため、
筋肉量の平均は性別や年齢によって数字が異なるため、
自身の該当する性別や年齢に合わせて平均値を確認しておきましょう。
筋肉と聞くと、足や腕などの筋肉などを連想しがちですが、
それらは「骨格筋」に分類される筋肉で、その他にも内臓や血管なども
「平滑筋」に分類される筋肉の1つ。
下記表はタニタの体組成計で指す、筋肉量は骨格筋・平滑筋と水分量を含んだ値です。
下記表はタニタの体組成計で指す、筋肉量は骨格筋・平滑筋と水分量を含んだ値です。
脂肪率判定表
●筋肉量(筋肉率)の計算方法と手順
1 .体脂肪量(kg)=体重(kg)×体脂肪率(%)
2 .除脂肪体重(kg)=体重(kg)-体脂肪量(kg)
3 .筋肉量(kg)=除脂肪体重(kg)×50%=
(筋肉率(%)=筋肉量(kg)÷体重(kg))
2 .除脂肪体重(kg)=体重(kg)-体脂肪量(kg)
3 .筋肉量(kg)=除脂肪体重(kg)×50%=
(筋肉率(%)=筋肉量(kg)÷体重(kg))
●計算例 体重70kg、体脂肪率20%の場合の筋肉量と筋肉率
1. 14kg(体脂肪量)=70kg(体重)×20%(体脂肪率)
2. 56kg(除脂肪体重)=70kg(体重)-14kg(体脂肪量)
3. 28kg(筋肉量)=56kg(除脂肪体重)×50%
(40%(筋肉率)=28kg(筋肉量)÷70kg(体重))
3. 28kg(筋肉量)=56kg(除脂肪体重)×50%
(40%(筋肉率)=28kg(筋肉量)÷70kg(体重))
◆筋肉量の平均値
筋肉量の平均値(男性)
・BMI24.9以下:全身筋肉量 22.0kg、腕筋肉量1.5kg、脚筋肉量5.5kg
・BMI25.0以上:全身筋肉量24.0kg 、腕筋肉量1.6kg、脚筋肉量5.8kg
・BMI25.0以上:全身筋肉量24.0kg 、腕筋肉量1.6kg、脚筋肉量5.8kg
筋肉量の平均値(女性)
・BMI24.9以下:全身筋肉量 14.0kg、腕筋肉量0.9kg、脚筋肉量3.5kg
・BMI25.0以上:全身筋肉量17.0kg、 腕筋肉量1.1kg、脚筋肉量4.0kg
・BMI25.0以上:全身筋肉量17.0kg、 腕筋肉量1.1kg、脚筋肉量4.0kg
◆筋肉率の判定基準
筋肉率の判定基準(男性)
・全身筋肉率:低い30.9%以下、標準31.0~34.9%、やや高い35.0~38.9%、高い39.0%以上
・腕筋肉率 :低い38.9%以下、標準39.0~43.9%、やや高い44.0~48.9%、高い49.0%以上
・脚筋肉率 :低い49.9%以下、標準50.0~53.9%、やや高い54.0~57.9%、高い58.0%以上
筋肉率の判定基準(女性)
・全身筋肉率:低い25.9%以下、標準26.0~27.9%、やや高い28.0~29.9%、高い30.0%以上
・腕筋肉率 :低い30.9%以下、標準31.0~34.9%、やや高い35.0~38.9%、高い39.0%以上
・脚筋肉率 :低い41.9%以下、標準42.0~44.9%、やや高い45.0~47.9%、高い48.0%以上
知って置きましょう
筋肉量を計るのは、生体インピーダンス法で計ります、
筋肉や血管、骨などの電気を通しやすい水分・タンパク質と、
電気をほとんど通さない脂肪などの性質の違いを利用して行われる計測方法です。
体組成計の上に測定者が乗ることで、
体組成計の電極から体内に微弱の電流が流され、
電気抵抗を測定して体組成の計測がなされます。
筋力と筋肉量はある程度の相関がありますが、
変化が同時に現れるわけではありません。
筋力は比較的短期間の筋トレでも効果が期待できて変化もすぐ現れますが、
筋肉量は十分な栄養摂取によって筋肉の重さを増やす必要があるため、
どうしても変化が現れるまで時間がかかります。
運動を始めて間もない頃は筋力と筋肉量の変化の違いに違和感を覚えるかもしれませんが、
運動と食事管理を継続することでどちらも増加させることができます。
0 件のコメント:
コメントを投稿