2022年12月18日日曜日

自分の健康チェク方法①

自分の体組成を知る
体組成とは人間の体が何で出来ているか」ということです。
体を構成する組成分は大きく分けて「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」です。
同じ身長と同じ体重でも、脂肪や筋肉の量は人によって異なります。

脂肪が多すぎたり、筋肉が少なすぎたりと、
体組成のバランスが悪いと生活習慣病や体調の乱れにつながります。
従って、肥満や生活習慣病の予防・改善には、
まず自分のからだの状態を「知る」ことが大切なのです。

今は健康であっても、将来の健康は自分自身で確保しなければなりません。
体組成を継続的にチェックして日々の健康管理と維持・増進を心掛けましょう。

体組成を簡単に知る方法の一つとして「生体電気インピーダンス法」を
用いた体組成の計測器があります。

体重に加え、体脂肪率がはかれる機器を「体組成計」と呼び、
更に筋肉量や基礎代謝量、内臓脂肪レベル、推定骨量、体水分率など
はかれる機器で計測して自分の現状を知る事が大切です。

体組成を計測して、体重や体脂肪率を知らなかった
「筋肉量の減少」や「基礎代謝量の減少」「内臓脂肪レベルの増加」などに
気づくことができます。

それらの変化に気づくことで、肥満や健康に悪いダイエット、
体の衰えなどを防ぐことが出来ます。

 


※BMI→体重


BMI 

体に対して体脂肪がどのぐらいあるかを示す指標としては、体脂肪率のほか、

肥満度を表す指標であるBMIもよく耳にします。

BMIとはBody Mass Indexの略で国際的な体格指数として認められているものです。 


BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗 

BMIは、身長と体重から単純に算出しているので、

体についているのが筋肉なのか脂肪なのか、

脂肪がどこについているのかといったことはわかりません。

 

BMIと体脂肪率を組み合わせて見ると、

例えば「BMIは標準でも体脂肪率が高ければ、

運動不足気味である」といったことがわかるので、

両方の数値を見るのがおすすめです。

日本肥満学会ではBMIの数値ごとに次のような肥満度の判定基準を定めています。

肥満度の判定基準

BMI(数値の範囲)(肥満度)判定
~18.4低体重
18.5~24.9普通体重
25.0~29.9肥満(1度)
30.0~34.9肥満(2度)
35.0~39.9肥満(3度)
40.0~肥満(4度)
 BMIと体脂肪率、内臓脂肪レベルを併せて見ることで、隠れ肥満や生活習慣病のリスクが高いか低いかを知るのに役立ちます。

 

 

体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、推定骨量、

体水分率など 計る機器を「体組成計」と呼びます。


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 「生体電気インピーダンス法」とは

組織の生物学的特性による電気伝導性の差異を利用して身体構成を予測する方法です。
電気伝導性は、水分と電解質量に比例し細胞の形が円形に近いほど減少しますが、

脂肪組織は円形の細胞から成り立っています。


また、水分が筋肉や他の組織に比べて相対的に少ないため、

脂肪量が増加すると電気伝導性は減少することになります。


人体に微弱な交流電流を流すと、電気は伝導性の良い水分に沿って流れ、
水分の量によって体水分、脂肪、筋肉等でのインピーダンスが異なります。

このとき発生するインピーダンスは体成分と関連性がありますので、
これを用いて体成分を評価します。

人体が伝導性の高い組織(除脂肪)と低い組織(体脂肪)で構成されているという

電気的特性とインピーダンス測定値に二つの組織の比率が反映されるという特性を

利用する方法を、生体電気インピーダンス法といいます。


人体を一つの均質な円筒、あるいは四肢と胴体の五つの均質な円形の和と仮定して、
人体の体水分量及び体脂肪量を算出します。

均質な円筒形の伝導体でインピーダンスは、伝導体の長さに比例し、
断面積に反比例するという仮定を数式で整理したのが上記の式で、
均質な円筒形の伝導体の容積は長さの二乗に比例し、
インピーダンスに反比例する式に変換できます。

このとき、長さの二乗をインピーダンスで割った値に該当する定数を

インピーダンスインデックスといい容積算出の最も重要な公式として使用します。 


生体電気インピーダンス法には次のような前提条件があります。
a. 人体は身長と体重によって大きさが決定される一つの円筒、

 あるいは五つの円筒が組み合わされた形である。
b. 人体を構成している成分は全て均質に分布していると仮定する。
c. 個人による体成分の差異はないものとする。
d. 外的な環境条件(気温等)及び体温による変化、

 ストレスによる変化はないものとする。
 実際の人体は仮定とは大きく異なります。



実際の人体は、インピーダンスが身長に正確に比例する

均質なチューブ形の伝導体ではなく、決められた温度で

電流の流れを減少させる程度も一定していません。


人体は不均質な構成成分からなり、複雑な形状から成り立っており、

年齢により体密度が異なり、性別により体構成成分が異なるだけでなく、

外的条件により変化しています。


従って、実際の人体と生体電気インピーダンス法の前提仮定との

差異を乗り越えるために、インピーダンスと身長の他に、

体重、性別、年齢等の予測変数で補正した推定モデルを

開発して適用しなければなりません。


一方、性別、年齢を考慮した体成分算出の公式を開発するためには、

性別と年齢による臨床実験が必要となります。

一つの公式を用いて性別と年齢を考慮せずに体成分を算出する公式は、

便利で開発コストも抑えることができますが、

より高い正確度の体成分分析器を開発するためには、

上記の前提条件からの仮定を補完する必要があります。 


◆各項目は、ページ右上のラベルより選んでください。




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