2023年1月1日日曜日

体組成計で測る左右部位別測定

左右部位別測定⑩
全身だけでなく部位(右腕・左腕・右脚・左脚・体幹部)ごとに、
筋肉量や体脂肪率などを計測する機能です。
※下記記載の部位全部は測いてできません。

部位ごとに現れる競技特性や個人差を把握することで、
からだの状態や鍛えるべき部位に合わせたトレーニングメニューを構築し、
一歩進んだボディーメークが可能になります。 
 
部位別測定の技術が登場したことにより、
性別や年齢などの情報から結果を推測する(統計補正)必要がなくなりました。
 
統計補正によって結果を算出しているBIA装置は、
一般的な集団から得られた変数を公式に利用するため、
個人の身体特性を正確に反映することができません。
 
例えば、筋肉がとても発達した女性は「女性は男性よりも筋肉量が少ない」という
一般的な集団情報が影響して、実際の筋肉量を過小評価してしまいます。
 
疾患によって痩せている若い男性は「若い男性は筋肉量が多い」という
集団情報から筋肉量を過大評価、健康志向で体が鍛えられている高齢男性は
「加齢によって筋肉量は少なくなる」という
集団情報から筋肉量を過小評価してしまいます。
 
統計補正を使用せずに測定値のみで結果を提供する部位別測定のBIA装置は、
体成分の変化を敏感に捉え、測定者のありのままの体を反映します。
そのため健常者は勿論のこと、
運動療法や栄養指導が必要な臨床現場でも用いられています。
 
 
●人体左右部位筋
◆大腿四頭筋

   平均筋肉量:1420cm(太もも)
 主な働き:膝を伸ばしたり、股関節の動き

太ももの筋肉と言う時は一般的にここを指しますが、
平均筋肉量で見た時の人体の中で最も大きい筋肉がこの大腿四頭筋。

以前は4つの独立した筋肉として捉えられていましたが、
今では一つの筋肉として扱われています。
太もも前部を広く覆う筋肉でそのサイズはケタ違い。
太ももを指で押し込んだ時、
その奥にある大腿骨をわずかに感じられる事すら出来ない厚みもありますよね。

お尻と太ももの筋肉が相当な筋肉量という事は、
やはりスクワットに代表される下半身の筋トレが最も重要という事が分かりますよね。

◆大殿筋
 
平均筋肉量:760cm3   骨盤後部(お尻)
主な働き:股関節の動きや脚の曲げ伸ばし
 
いわゆるお尻の筋肉である大殿筋は全身の筋肉の中でも
最も強い力を発揮する筋肉の一つ。
 
二足歩行の人間の立ち姿勢では姿勢保持に重要な役割を担っていて、
立っている限りは常時働いている筋肉。
 
四足歩行がメインの猿ではこの大殿筋が人間ほど発達していないので、
立ち姿勢を長時間キープ出来ないんですね。
 
後述する大腿四頭筋をそれぞれ独立した筋肉として扱った場合は
コチラの大殿筋が人体最大の筋肉。


◆三角筋

平均筋肉量:370cm   肩
主な働き:肩を回す動き

上半身で一番大きな筋肉はコチラの三角筋。
いわゆる肩の筋肉で腕を動かす際によく働く筋肉です。

肩関節を包み込むように主に前部、
中部、後部と3つに分けて語られる。
筋肉量で見ると胸や背中より大きな筋肉というのは意外かもしれませんが、

コチラは筋肉の塊になっているので小さく感じるだけで、
体積を考えると広く薄い筋肉と比べると実は大きいという。
 
◆上腕三頭筋





 

 



平均筋肉量:370cm 上腕  
主な働き:前腕と肩を伸ばす動き
 
いわゆる「二の腕」を指すのが上腕三頭筋。
「二」と「三」でややこしいですが、三頭筋という名前で分かる通り
3つの頭を持つ筋肉。
 
これらを3つの独立した筋肉と考えて個別に鍛えたりする事も。
とはいっても解剖学的には一つの筋肉にまとめられるので
結果的にサイズは大きいという事。
 
腕の裏側にあるので力こぶを作る上腕二頭筋より目立たない存在ではありますが、
腕の太さはほぼコチラの上腕三頭筋のサイズで決まるのが真実。
上腕二頭筋に比べて上腕三頭筋は2倍以上の筋肉量をしているので
太い腕を筋トレで作るにはコチラをメインに鍛える必要があります。
 
 ◆ 腸腰筋 

 
 
 
 
 
 



 
 
平均筋肉量:350cm3:お尻 
主な働き:股関節の曲げ伸ばし 
 
腸腰筋は背骨から足の付け根に付着する「大腰筋」と骨盤に付着する
「腸骨筋」の2つを合わせた筋肉。
 
腸腰筋は胴体部分と下半身をつなぐ重要な筋肉で、
日常生活のあらゆる動きで活躍。
 
背骨に付着している筋肉なので姿勢を保つのにも重要な働きをしていて、
この筋肉が衰えると腰痛の原因になったりします。
 
大胸筋

 
 
 
 
 




 
平均筋肉量:290cm3  :胸  
主な働き:上腕を回す動き 
 
 胸筋を鍛える筋トレマシン、ペックフライの「ペック」とは主にこの筋肉の事。
ベンチプレスに代表されるような腕を突き出す動きでよく働く
筋肉というイメージが先行していますが、
実は呼吸に関連する呼吸筋としても知られていて、
深呼吸などの胸骨を大きく開く際にも動いている筋肉。
 
大胸筋はそのすぐ下の層にある小胸筋のアシストを受けてその力を発揮していたり。
こちらも広背筋と同様で広く薄い筋肉なので筋肉量で見るとそこまで
大きくは無いというのが真実。
 
大腿二頭筋 

 
 
 
 
 




 
 
平均筋肉量:269cm3:太もも裏
主な働き:膝の曲げ伸ばしや回す動き 
 
上腕に二頭筋があるように太ももにも二頭筋があるのはあまり知られていなかったり。
名称から分かる通り、コチラも上腕二頭筋同様に2つに分かれて付着している筋肉。
 
太もも裏はハムストリングスと呼ばれますが、
この大腿二頭筋はハムストリングスを構成する3つの筋肉のうちの一つ。
 
広背筋

 
 
 
 
 




 
平均筋肉量:262cm3:背中と腰の間 
主な働き:体幹や腕を回す動き 
 
背中を鍛える筋トレマシン、ラットプルダウンのとはこの部分の事。
腕から背中にかけてのエリアを巻き込むようにして付着している
筋肉で体を支えるのに重要な働きをしていているので、
いわゆる体幹の筋肉の一種です。
 
そんな役割を担っている筋肉なので全身の筋肉の中で
「最も広い(エリアをカバーする)筋肉」と言われています。
 
広範囲にわたる筋肉なので筋肉量も大きいと思われがちですが、
その分、厚みがあまりない筋肉なので筋肉量で見ると不利に。
 
 上腕二頭筋

 
 
 
 
 
 
 




 
 平均筋肉量:143cm3:上腕 
主な働き:肩の動きや肘の曲げ伸ばし 
 
一般的に腕の筋肉と言った時に指すのがこの上腕二頭筋。
いわゆる力こぶが出来る筋肉ですね。
長頭、短頭の2つに分かれるようにして肩部に付着しているのも特徴的。
 
 ◆ 縫工筋

 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
平均筋肉量:126cm3:太ももから膝にかけて 
主な働き:股関節の動きや膝の曲げ伸ばしあぐらをかいた時に
足の付け根に浮き出てくるのが縫工筋。
太ももを内側方向に巻き込むようにして膝にかかる縫工筋は前身の筋肉の中で
「最も長い筋肉」と言われています。
 

 
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