体組成計で測定の値は「体脂肪率」「皮下脂肪率」「内臓脂肪率」「体水分率」
「基礎代謝量」「筋肉量」「推定骨量」「年齢」などをもとに
体組織の状態がどの年齢に近いかを独自の研究をもとに算出しています。
体内年齢は、体組成と基礎代謝量の年齢傾向から、どの年齢に近いかを表しています。
厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準」の「基礎代謝基準値(体重あたりの基礎代謝量)」に基づき、タニタは独自の研究から導き出した年齢傾向から算出しています。
基礎代謝基準値と年齢の間には下図のような関係があり、
20代~40代にかけ徐々に減少し、50代を超えるとほぼ横ばい傾向にあります。
同じ体重でも体組成により、体内年齢が変わります。
筋肉量が多く、基礎代謝量が高くなるほど、体内年齢は若くなります。
例えば実年齢が40才であっても筋肉質で基礎代謝が高く、
20代の基礎代謝基準値と同じ場合には、体内年齢も20代となります。
体内年齢は、健康管理のために用いるとよいとされる指標的なものです。
一般的には脂肪が少なく、基礎代謝量が高い場合は体内年齢が若く、
反対に脂肪が多く、基礎代謝量が少ない場合は、
体内年齢が高齢であると判定されます。
体内年齢を若く保つことと基礎代謝量には密接な関係があるのです。
体内年齢を若く保つための第一歩として、
まずは基礎代謝量についての理解を深めて置きましょう。
「体組成 基礎代謝と筋肉の関係」を確認しましょう
この基礎代謝量は高ければ太りにくく、逆に低ければ太りやすくなるのですが、
年齢が上がるにともない低下していってしまうことが分かっています。
年齢が高くなるとともに基礎代謝が低下していく主な原因は、
LBM除脂肪体重の減少だと考えられています。
LBMとは体重から脂肪組織を引いた筋肉や内臓、血液、骨などの
総重量のことです。
◆基礎代謝の向上が期待できる事は
①、食事を見直すことです。
エネルギーの消費を高めるために筋肉をつくっていく
必要があるのはいうまでもありません。
筋肉をつくるためには筋肉を構成している筋肉繊維のもととなる
タンパク質を積極的に取ることが必須になります。
食事誘発性熱産生(食事により体が温まる事)は食材をよく噛んで
食べることでより高まるといわれるため早食いをせず、
ゆっくりと味わって食べていくと効果的です。
②、水を飲むことです。
水は血液の循環、老廃物の排出、体温調節などを行うために必要になる物質です。
水を飲むことで基礎代謝を上げられるという明確な根拠はないのですが、
間接的な効果が見込まると考えられています。
水を飲むことで血液の循環がよくなり血行不良が改善される、
体温が保たれるようになるからです。
③、筋トレをすることです。
筋トレは文字通り筋肉を鍛えることです。
筋肉はエネルギーを多く消費する組織だということは前項でも述べてきました。
筋トレで筋肉を増大させることは基礎代謝を上げるためにダイレクトに
働くといえるです。
筋肉は1kg増えるごとに、基礎代謝が数十カロリーアップするといわれています。
1日単位で考えると、ごくわずかなものですが年間で考えると大きな差となってきます。
長い目で見ての日々の積み重ねは、基礎代謝をアップに欠かせないものです。
短時間でもいいので1日10から15回の筋トレを1~3セットくらい、
など楽しめるレベルからはじめてみてはいかがでしょうか。
筋トレと合わせて日常生活でもできるだけエスカレーターではなく階段を使う、
電車で座らず立つようにするなど筋肉を使うように心がけるとさらに効果的です。
④、ストレッチをする。
ストレッチをすることは、血行をよくしたりと、
新陳代謝を活発にしたりすることに効果的です。
特に血流を促進させるポンプの役目をする、下半身のストレッチは、
プラスアルファで代謝アップが期待できます。
ゆるやかなストレッチでも体のこわばりをほぐして動きをよくすることができます。
続けていけば、だんだんと体の動きが大きくなってくるので、
自然と運動量が増えるといった変化も見られます。
「筋トレはキツいので続かない」という人は、
ストレッチを続けてみてはいかがでしょうか。
ストレッチでも、運動量の増加による代謝アップが見込めるはずです。
●体内年齢は、自分の体の状態を知る上でとても重要な値です。
若い体内年齢に必須の基礎代謝は加齢により落ちていってしまうのですが、
努力次第で上げることが充分可能です。
実年齢からマイナス5歳、10歳の体内年齢にすることも夢ではないかも知れません。
体内年齢を若返らせて外見も生き生きと美しくなりたいですね。
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